不動産売却の流れ
家を売りたい!そう思ったら先ずは不動産売却における、一連の流れを知りましょう。
不動産売却の流れの中の、それぞれの場面で何を決めて何を準備すべきかを把握することにより、
スムーズな不動産売却を実現することができます。
まずは、不動産売却のおおまかな流れをご覧ください。
2 / 売却価格検討・売却査定
【 売却価格検討 】
家族間での協議がまとまりましたら、売却価格を検討するためにも、まずは自身で不動産の価格相場を調べてみましょう。
検討している売却価格が相場よりも安いのか、高いのかを知ることで、適切な売り出し価格を設定する判断基準となります。
相場を調べる際は
①SUUMOやアットホーム、ホームズなどの物件情報サイト
②国土交通省「土地総合情報システム」
③国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営している「レインズ・マーケット・インフォメーション」などを参考に情報を集めていきましょう。
【 売却査定 】
相場を把握したあとは、不動産売却のプロである不動産会社に売却査定を依頼しましょう。
査定方法は大きく分けて、「簡易査定」と「訪問査定」の2つがあります。
簡易査定は、おおよその価格を知ることができますが、査定結果の精度は低く、訪問査定は、現地にて不動産を確認し査定を行うので、査定結果は高いと言えます。
そのため、適切な不動産の売却価格を知りたい場合は「訪問査定」をお願いするのがよいでしょう。
5 / 媒介契約書締結
売却方針が決まりましたら、不動産の売却を依頼する不動産会社と媒介契約を結びます。
媒介契約とは売却を依頼する不動産会社との間で取り決める約束事のことを指します。
媒介契約には
・一般媒介契約:自己発見取引〇 複数の不動産会社との媒介契約〇 レインズ任意 契約有効期間制限なし
・専任媒介契約:自己発見取引〇 複数の不動産会社との媒介契約× レインズ7営業日以内 報告2週間 契約有効期間3か月以内
・専属専任媒介契約:自己発見取引:× 複数の不動産会社との媒介契約× レインズ5営業日以内 報告1週間 契約有効期間3か月以内
以上の3つがあり、不動産会社によってはどの契約を結ぶかによって受けられるサービスなども変わるため、ご自身の売却目的にあった内容の契約を選択しましょう。
6 / 販売活動・内件対応
不動産会社と媒介契約を締結したら、いよいよ販売活動のスタートです。
販売活動中は主にレインズ(不動産流通機構)やSUUMO、アットホーム、ホームズなどの物件情報サイトに、物件情報を登録し、売却物件をインターネット上に公開し集客していきます。
その他にも、販売チラシの配布や現地販売会の開催など、様々な販売活動をしながら購入希望者を募ります。
販売活動中に実際に現地を見たいという方が現れた場合は、日程調整をし、内見日を決めていきましょう。
なお、売却中の不動産が空室の場合の内見に、売主が立ち会うことはあまりないのですが、居住中の場合の内見は、基本的に売主立会いのもと行います。
販売活動中は、急な内見にも対応できるよう、常にお部屋や水回りの清掃、室内を明るくするなどの準備をしておくことで、内見された方の印象が良くなり売却のスピードや確率もUPすることでしょう。
8 / 売買契約締結
条件などを調整し、売主と買主が合意しましたら、次はいよいよ売買契約の準備と手続きに移ります。
売主と買主が合意した内容のもと売買契約書の準備を不動産会社が行っていきます。
なお、買主が購入条件として融資利用を希望する場合は、買主側に契約手続き前までに「住宅ローン事前審査」を行っていただき、事前審査の通知結果に問題がないことを確認してから、契約の手続きを行うとよいでしょう。
そして、売主と買主の契約準備が整いましたら、売買契約の手続きに移ります。
契約当日は指定の場所に売主、売主側の仲介業者と買主、買主側の仲介業者が集まり行うのが一般的です。
指定の場所に集まりましたら、売買契約書に売主と買主が署名捺印をし、買主から手付金を受け取り特に問題がなければ、売買契約締結となります。
まとめ
以上の内容からもわかるように、不動産売却の取引が成立するまでに様々な準備と、多くの手続きが必要となります。
まずは売却までの流れをしっかりと把握し、スムーズな売却を実現しましょう。